新生児のしゃっくりが多く、心配になるママも多いと思いますが、新生児のしゃっくりは大人が思うほど本人は苦しくなく、自然のことだそうです。
放っておくと自然と止まるものなので優しく見守ってあげましょう。
それでも心配になるのが親心。何とかして止めてあげたい、そんなママのために、しゃっくりの原因や止め方をまとめてみました。
新生児のしゃっくりが多い原因
そもそもしゃっくりはなぜ起きるのでしょうか。
しゃっくりは横隔膜の痙攣によって起こります。新生児の赤ちゃんの場合は、横隔膜自体が未熟のため、外からのちょっとした刺激で痙攣が始まり、しゃっくりとなるのです。
例えば、ミルクを飲んだ後や、おむつが濡れて体が冷えてしまった時などもしゃっくりをするといわれています。
これはやめて!しゃっくりの間違った止め方
大人はしゃっくりをとめる方法として、驚かせたりするとよいといいますが、この方法は赤ちゃんにとってはあまり良くない方法でしょう。
ただびっくりして大泣きをしてしまうので、突然大きな音を立てたり、驚かす方法でしゃっくりをとめようとはしないでください。
また、うつぶせ寝にさせると止まるといわれることもありますが、首の座っていない新生児の赤ちゃんは危険が伴いますので、うつぶせ寝はやめましょう。
新生児のしゃっくりの止め方
新生児のしゃっくりの止め方をいくつか紹介します。止めるために必死にこの方法をやらなくても、自然と止まるものなので、少しやって止まらなければ易しく見守るようにしましょうね。
1、水分を飲ませる
ゲップが始まったら、母乳やミルク、冷まし湯な薄めた麦茶などの水分を口に含ませてあげましょう。水分を摂ることで横隔膜が刺激されしゃっくりが止まるかもしれません。
しかし、水分をほしがらないときは無理に飲ませることはしないでください。
2、ゲップを出させる
授乳後におなかに空気がたまったことが原因でしゃっくりを起こしているかもしません。普段の授乳後のようにゲップを出すよう背中をさすってあげましょう。
3、背中をさする
ゲップを出す方法と同じですが、背中側から刺激をしてあげることで、横隔膜の痙攣を止めることができるかもしません。
最初に書いた通り、横隔膜の痙攣は、ちょっとの刺激で起こります。そのため痙攣を止めるのもちょっとした刺激でいいので、決して背中をドンドンたたくようなことはしないでください。軽くさするか、指でトントンする程度にしましょう。
4、温めたガーゼでお腹を温める
もし、おむつが濡れていて体が冷えたことが原因でしゃっくりが出ているのであれば、この方法が効果的です。
おむつを替えて、温かくしたガーゼをおなかに当ててあげると自然と体全体が温まり、しゃっくりが止まるかもしれません。
小児科を受診する場合
あまりにもしゃっくりが多く続き、新生児の赤ちゃんが苦しそうにしていたり、ミルクを飲まないようであれば一度小児科を受診してください。
その場合は、いつごろからしゃっくりを始めたか、また、普段どのような時にしゃっくりをするかなどを伝えられると、解決方法が早く見つかるかもしれません。
さいごに
大人から見るととても苦しそうで早く止めてあげたくなるものですが、新生児のしゃっくりは小さくて一生懸命生きようとしている証です。新生児のしゃっくりは多く頻繁に起こり、自然と止まるものです。
お腹の中にいる頃から、肺呼吸の練習としてしゃっくりをつくこともあるそうです。
このしゃっくりが頻繁に起こるのは1歳ころまで続くといわれます。大人の感覚できつそうだとは思いますが、その生きようとしている小さなしゃっくりを見ることも1歳までと思うと、なんだかいとおしくなります。あまり神経質にならずに優しく見守ってあげましょう。